OSMOND LEATHER BC-016

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(天然物になりますので、革のシワや濃淡お色の深みには個体差があります。お色について、掲載写真より納品当初は明るめですが、使い込む程に色が深く飴色に変化します。また革用のクリームやWaxを馴染ませることで艶感が増し徐々に飴色に変化します。是非育てて経年変化を愉しんでください。)

「革の傷に、時間が宿る。」

牛が生きてきた時間
その軌跡を刻むシワ、シミ、傷。
多くのプロダクトがそれを隠すために塗装を施す中で、
INDUSTRIALBRANCHは、それらを“美”と捉え、あえてそのままに。

手を加えすぎないという選択。
塗装によってつくられる均一な味わいではなく、
時間と共に滲み出る“本物の風格”を。

使用しているのは、植物性タンニンでじっくり鞣したナチュラルレザー。
まるでヴィンテージのレコードや穿き込んだジーンズのように、
使うほどに深みが増し、自分だけの表情へと育っていきます。

滑らかに削り出されたアームレストは、触れた瞬間に伝わる温もりと質感。
年月とともに艶を増し、まるで愛用のギターのように手に馴染んでいく。

脚部には、ざらつきを残した黒皮鉄。
すっきりと伸びたそのラインは、無骨でありながらどこか軽やか。
空間に静かな緊張感と、クラフトの静けさを添えてくれます。

座面には、高密度の国産ウレタンを惜しみなく敷き詰め、
一つひとつ丁寧にミシンで縫製されたシートが身体をしっかりと支える。
長時間座っていても疲れにくく、会話も、思考も、自然と深まる心地よさです。

このベンチが一台あるだけで、空間はただの“部屋”ではなくなる。
それは、思想と美意識が静かに流れる“場”へと変わる瞬間。

INDUSTRIALBRANCHのテーブルと並べれば、
素材の余白と、手仕事の温度が共鳴し合い、
空間に静かなカルチャーの香りが漂いはじめます。

これは、革と鉄と手仕事の交差点で生まれた、静かなる主張。
暮らしとともに、深みを増していく“育てる家具”です。