LUCILLE SH-028

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“渋さ”を並べるためのステージ

まるで古いブルースバーの一角。オイル缶、ビンテージのマニュアル、Muddy Watersのレコード、時間の層を重ねたモノたちが、無造作に置かれているだけで画になる。まさに“渋さを飾るための器”。

黒皮鉄の無骨なフレーム。ラフで鈍いその質感には、
実際に使われていたようなリアルな手触りが残っている。
ひとつひとつ手作業で組まれた棚板は、経年変化を前提とした無垢檜。
手で触れ、モノを置くほどに味が増す。

このラックに置かれたアイテムは、
機能を超えて「趣味の延長」「カルチャーの痕跡」として佇む。
アルコールボトル、打鍵機、レコード、廃材、工具。
そのどれもが、“語らないのに語っている”。

こいつは整えるための家具じゃない。
空間の「抜け」をつくり、静かに思想を滲ませる、クラフトとカルチャーの交差点。

INDUSTRIALBRANCHが提案するのは、
“生活を収める棚”ではなく、
“自分を滲ませるためのステージ”。