KIND DINING CHAIR-001

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“牛革の紐でクッションを縛る椅子があったら面白い”という一言から。
そこから何十回もの試作と議論を経て、ようやく完成したこの一脚は、INDUSTRIALBRANCHの思想が形になった“クラフトの回答”。

牛革のステッチでしっかりと縛り留められたクッションは、視線を惹きつける造形美。その見た目はまるで、アナログな感性とインダストリアルデザインが交差する一点モノのアートピース。革紐を外せば、すっと潔くウッドベンチとしても機能する2WAY仕様、生活と空間に“変化”という余白をもたらします。

ただのデザイン家具ではありません。
TVドラマ『最愛』『silent』『悪女（わる）』など、繊細な物語を紡ぐ映像作品の中でも、主役級の存在感で採用された一脚。
その佇まいが放つ空気感は、静かに、でも確かに空間の温度を変えていきます。

中身にも一切の妥協はなく、座面には高密度の国産ウレタンを贅沢に敷き詰めました。ゆったりとした座面幅と、体圧を分散する弾力。
長時間座っても疲れにくいその設計は、まるでお気に入りのレコードに繰り返し針を落とすような、心地よさと信頼感に満ちています。

骨組みは、すべて職人の手加工。
一つひとつの鉄を丹念に切り出し、火花の中で丁寧に溶接されていく工程には、工芸品と呼びたくなるほどの情熱が宿る。

INDUSTRIALBRANCHの無垢テーブルと並べれば、
空間全体に思想とカルチャーの余韻が広がる。

“椅子”という道具を超え、空間と使い手の感性をつなぐメディア。
暮らしの中に“物語”を宿す、唯一無二の存在。