GARAGE FABRIC CHAIR-016

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「空間に背骨を通す、鉄の椅子。」

まるで、朽ちかけた倉庫の奥で音を立てずに佇んでいたかのようなGARAGEチェア。ヴィンテージカルチャーの香りを纏いながら、ひとつの“存在”として空間に鎮座する。

背面に走る鉄格子。それはブルースのリフのように無骨で、どこか哀愁を帯びたライン。荒々しくも美しいその構造が、ただのダイニングを“情景”に変える。

ファブリックをまとったCH012ベースの背もたれは、武骨なフレームにぬくもりを宿し、アナログレコードのように“硬さと柔らかさ”が同居した、独自のリズムを刻みます。

座面のクッションは、牛革の紐で縛りつける独創的な仕様。
その姿は、まるで古着屋で見つけた一点モノのジャケットのように、
誰にも真似できない“自分だけの仕様”へと昇華する。

紐を外せば、無垢材のチェアとして姿を変える。
2WAYのレイアウトは、空間と感性に余白を与える自由のデザイン。

高密度の国産ウレタンを敷き詰めた座面は、見た目のハードさに反して驚くほどの快適さ。広めの横幅が、身体にも心にも余裕を与えてくれます。

縫製や鉄の溶接に至るまで、すべてが手仕事。
一脚ずつ、まるで彫刻のように丹念に作り上げられたその姿は、
家具というより、文化の“片鱗”のよう。

INDUSTRIALBRANCHのテーブルと合わせれば、
まるでブルックリンのガレージのような、静かに荒々しい空気が広がります。