IRON MONOLITH SH-036

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IRON MONOLITH CUPBOARD｜語らずに語る、無骨な静けさ。

まるで工業地帯の廃倉庫に長年据えられていたような、
時間の重みと静かな威厳を湛えたカップボード。

その名もIRON MONOLITH。
側面と背面には、ダメージをそのまま残した黒皮無垢鉄を使用。
荒々しく、ザラついた鉄の質感は、まさに“素材そのものの反骨”。

TVドラマ『silent』『Dr.チョコレート』でもメインセットとして選ばれたこのモデルは、
ただの背景ではなく、空間の表情そのものをつくる家具として、その存在感を静かに放ってきました。

重厚な観音扉を開けば、
器や道具、小物やオブジェ、置かれるモノが、すべて“語り始める”。

汎用性の高い設計は、キッチンでの食器棚にも、
リビングでのオブジェ収納にも、
あるいはアトリエでの道具棚にも。
用途に縛られず、“使う人の思想”で完成する可変性を備えています。

組み上げられたフレーム、丁寧に溶接された鉄部品、
細部のパーツに至るまで、全て一つひとつ職人の手で仕上げられたもの。
焼け跡やムラは、機械では決して再現できない“クラフトの余白”。

使うほどに、木はくすみ、鉄は鈍く変色し、
家具というより、“風景の一部”になっていく。

整えるための道具ではなく、
空間の奥に“渋みと静けさ”を刻む、カルチャーの彫刻です。