KIND ARMREST CHAIR-011

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「70年代の渋みを、椅子というキャンバスに。」

KIND CHAIR-001に、滑らかなアームが加わった新たなモデル。
「もっと、アンティークで、古めかしい椅子が欲しい」
その声に応え、ロックが街を揺らし、色彩が狂おしく咲いた70年代のサイケデリックな空気を織り交ぜた一脚が完成。

クラシックなシルエットに、鮮やかなファブリック。
まるで使い古されたヴィンテージの一張羅のように、空間に渋みと遊び心を添える。パッと目を引くアクセントでありながら、どこか懐かしい。
これは、単なるチェアではなく“時代の記憶”を綴るオブジェです。

クッションは、牛革の紐で縛り付ける独創的な構造。
ラフでワイルド、だけど計算された美しさ。
紐を外せば、潔いウッドチェアとしての顔も持ち合わせ、2WAYで空間に馴染みます。

裏面にはファスナーを仕込み、洗濯もスマートに。
クッションの縫製はすべて、国産素材と職人の手作業。
丁寧にミシンを踏むリズムには、まるでアナログレコードのような温度と律動が宿っています。

骨組みは黒皮鉄を丹念にカットし、火花を散らして溶接。
使い手と同じように、椅子にも”味”が宿っていく過程を愉しめるよう、
素材そのものの個性を活かした仕上げにこだわりました。

渋みのきいた檜、無骨な鉄、そして色気のあるクッション。
それらの要素がINDUSTRIALBRANCHの無垢テーブルと共鳴し、
空間をまるで70年代のロフトのような“語れる場所”へと昇華させます。

暮らしの中に、ロックとクラフトと時間の香りを。