FATMAN TB-069

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静かに重さを語る、無骨な詩。

このテーブルは、ただ置かれるために存在しているわけではない。
空間に“厚み”という概念を持ち込む、圧倒的な存在感。

ヴィンテージの深みに沈んだような、ガツンと響く無骨さ。
リビングにも、ショップの什器にも。
この一台だけが、そこに“在る”理由になる。

古びたようで、完成されたようで、まだ途中のようでもある。
鉄の脚には溶接跡、フレームには鋲打ちの痕跡。
そうした“削がれなかったもの”が、このテーブルに魂を宿らせる。

天板の木肌は、過剰に覆わず、素材の呼吸をそのままに。
オイル仕上げが、時間と共に深みを増し、
この家具は“育っていく”。

そして真鍮の銘板に刻まれた、ひとつひとつのナンバー。
誰かのために、確かに生まれたという証。

FATMAN TABLE。
それは暮らしに置かれる家具ではなく、空間を支配する“詩”のような構造体。