吉野民藝 25 整理片開 / 吉野民藝 25 整理片開

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日常生活に寄り添う実用性と、素朴で美しい佇まいを兼ね備えた民藝の精神を受け継ぎ、現代の暮らしに調和するかたちへと昇華させた「吉野民藝」の整理箪笥。前板には国産ケヤキの突板を使用し、1枚の板から各段を切り出すことで、木目が上下につながり、まるで1枚の絵画のような表情を見せます。

本商品は、4杯の引出しと開き扉を備えた整理箪笥です。扉の内部には可動式の棚板を設けており、収納する物に合わせて高さを調整できます。下段の2杯の引出しには鍵が付いており、貴重品など大切なものも安心して収納できます。

重厚で艶やかな装飾金具には、百花の王と親しまれ、豪華で高貴な美しさを持つ「牡丹」の花模様。取手には、蘭・竹・菊・梅の草木からなる、春夏秋冬を表し、四季を通じて縁起の良いとされる「四君子」の模様をあしらっています。

朱色や青磁色の塗装は、手作業で塗膜を丁寧に重ねたもので、そこに映える銀色の装飾金具が、格式と華やかさを引き立てます。家具でありながら、まるで芸術品のような佇まいが、空間に凛とした存在感をもたらします。

引出しには、古くから高級箪笥に用いられ、調湿性に優れた桐無垢材を使用。釘を使わず、精度の高い蟻組という工法で組み上げられた構造は、強度と耐久性に優れています。吉野民藝の家具は、日本有数の家具産地・福岡県大川の職人が手掛けており、大川に根ざした「榎津箪笥」の伝統技術が随所に息づいています。